【社説】北京五輪ボイコット…終戦宣言執着やめ大勢読まなくては=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.12.08 09:55
米国政府が来年2月に予定された北京冬季五輪開幕を50日余り後に控え外交的ボイコットの方針を正式に決めた。外交的ボイコットとは五輪選手団は派遣するが開会式・閉会式など関連行事に国家指導者など外交使節を一切出席させないことをいう。サキ米大統領報道官はボイコットの理由として「新疆での中国の持続的な虐殺と反人道的犯罪、その他人権侵害を考慮した」と明らかにした。
人権外交を標榜するバイデン政権の五輪ボイコットの方針はかなり前から予想されてきたものだった。五輪を政治的に利用するという非難を受けることになる選手団不参加などの全面的ボイコットよりは外交的ボイコットを選択したのも予想から外れない。いま残された手順は同盟国と共同歩調を合わせることだ。近く開かれる民主主義サミットや来週ロンドンで開かれる主要7カ国(G7)外相会談でもこの問題が深く議論されるだろう。