WHO「オミクロン株、致命率の判断はまだ早い」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.12.03 10:17
世界保健機関(WHO)が1日(現地時間)、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の感染力について「数日以内により多くの情報を得ることができるだろう」と明らかにした。
WHOは6日に会議を開き、自然免疫とワクチンによる免疫がオミクロン株を含む新型コロナウイルスにどれほど効果を発揮するかについて議論する予定だ。WHOのテドロス事務局長は「新たな変異株が伝染性、致命性、ワクチン回避などにどんな影響を及ぼすかはまだ分からない」とし「ウイルスの終息まで変異株が発見されて広がることは繰り返される」と述べた。続いて「オミクロン株は23カ国で報告されている」とし「国境の封鎖はオミクロン株を防ぐことができない」と批判した。
WHO技術チーム長のマリア・ファンケルクホーフェ博士はこの日、オンライン記者会見で「オミクロン株に感染した一部の患者は軽い症状が見られるが、重症事例の報告もある」と伝えた。また「南アフリカでの入院率増加がオミクロン株の致命性を立証すると見るのはまだ早い」とし「(入院率の急増は)オミクロン株の致命性のためではなく、新型コロナウイルスの一般的な増加が理由かもしれない」と話した。