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【コラム】コスト最小化は昔話、部品・素材供給網から広げなくては=韓国(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.11.23 11:22
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中国の輸出制限で起きた尿素水不足は何を残したのか。

ディーゼル車から出る窒素酸化物を減らす触媒剤である尿素水はバスやトラックなどディーゼル車の運行に必須だ。これらディーゼル車に装着された排出ガス低減装置に尿素水を定期的に入れなければならない。尿素水が不足すると警告ランプが点灯しエンジンがかからなくなる。このように致命的に重要な尿素水を作る原料である尿素の大部分を中国から輸入してきた。中国産尿素は韓国の尿素輸入量の3分の2、尿素水の原料になる産業用尿素の97.6%を占めるという。

 
これまで別途の輸出審査なく輸出されてきた尿素に対して中国が検疫を強化し、その波紋は韓国にも及び尿素水不足につながった。なぜ中国は突然検疫を強化したのだろうか。尿素価格が急騰したため中国国内の需給調節がその理由だ。尿素価格が急騰した理由は尿素生産の原料である石炭が主要輸入国であるオーストラリアからまともに輸入されずにいるためだ。新型コロナウイルスのパンデミック発生にともなう中国の責任を国際的に調査すべきと主張したオーストラリアを狙った経済報復措置がブーメランとして返ってきた格好だ。

◇中国の経済民族主義強まる

中国の輸出制限によって引き起こされた尿素水不足は3つの政策課題を残した。最初に、特定国に集中した過度な輸入依存の多角化。2番目に、国内生産基盤の確保。3番目に、米中覇権競争の加速化にともなう飛び火が韓国経済のどこに飛ぶのかに対する分析の重要性。 注目すべきはこの3つの課題が別個の事案ではなく互いに連携されているという点だ。

例えば中国がオーストラリアを相手に貿易報復をしなかったとすれば尿素水不足は発生しておらず、したがって中国が突然尿素輸出を統制することもなかっただろう。国内生産基盤がなくても何の問題にならなかったところだ。中国のオーストラリアに対する貿易報復は米中覇権競争が加速し、米国中心の同盟軸へ明確に重心を移動したオーストラリアに対する中国の対応措置だ。今回の尿素水不足を生み出した構造が一時的なものではなく構造的という点が核心だ。

ますます強まる中国の経済民族主義と既存の自由経済秩序に対する挑戦、ここに価値を共有する同盟国との連合戦線で中国をてなずけようとする米国。そのため米中競争は1人で中国を叩くのに熱中したトランプ前大統領の第1幕を過ぎ、「民主主義技術同盟」を旗印に掲げるバイデン大統領の第2幕へとつながっている。今回は尿素水不足だったが、次は中国依存度が高い別の何かの供給混乱につながるかもしれない。

高い中国への依存度をすぐに別の国へと多角化するのは言葉ほど容易なことではない。そのため国内生産基盤が重要だ。たとえ当面は国内生産費用が法外に高かったとしても避けてはいけない。尿素の場合、一時韓国国内にも生産会社があったが2010年代初めに事業から撤退した。輸入品との価格競争力で生き残ることができなかった。独自の尿素供給システムを備えた欧州連合(EU)はまるでこうした事態を予見して準備していたようだ。補助金を基盤とする国内生産基盤確保を主張する産業政策を時代錯誤的な構想として片付けていた時代は急速に幕を下ろしている。

【コラム】コスト最小化は昔話、部品・素材供給網から広げなくては=韓国(2)

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