【コラム】ソウルの最優先課題、グローバル都市競争力の回復
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.11.23 09:48
世界都市の興亡盛衰をテーマとする『都市の勝利(邦題:都市は人類最高の発明である)』の著者でハーバード大学のエドワード・グレイザー教授は「人類が生み出した最高の発明品は都市」と述べている。グレイザー教授が分析した持続的な都市発展を可能にする要因の核心は、都市は絶え間ない競争と多様な革新を奨励することで成功するということだ。グレイザー教授は、ソウルについても「革新の集合場所」という表現で人的資源と優れた交通システム、世界都市間をつなぐ機能などについて高く評価している。
9月、「ソウルビジョン2030」発表の席で呉世勲(オ・セフン)ソウル市長はソウルのグローバル都市競争力の回復を今後推進すべき最優先課題に挙げた。ソウルの都市競争力、金融競争力、未来競争力が回復すれば、ソウルに人と投資が集まり、ソウルの経済と雇用が活性化するということだ。アグレッシブな「ソウルビジョン2030」の実行により世界をリードする超一流都市、グローバルトップ5の都市にするという抱負を明らかにしたことになる。