ナイキの贈り物が受け取れないかもしれない? ベトナムにかかったクリスマスの運命
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.11.12 13:55
グローバルスポーツブランドのナイキ(Nike)とアディダス(Adidas)が供給難の危機に直面している。注文は押し寄せてくるが、製品を作る人がいないためだ。その中心には生産工場が密集しているベトナムがある。最近ホーチミン市など大都市を中心に猛威を振るっている新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の拡大傾向で都市労働者が大挙として帰郷したことが問題になった。労働力難で工場の正常化が遅れ、全世界的に製品供給に支障をきたすのではないかと懸念される状況だ。
10日(現地時間)、ロイター通信はスポーツシューズメーカーの台湾宝成(Pou Chen)グループの子会社「宝元ベトナム(Pouyuen Vietnam)」のホーチミン工場の全面再稼働計画が白紙化する危機に直面したと報じた。宝元ベトナムはOEM方式でナイキやアディダスのスポーツシューズを生産している。この工場は今年8月の都市封鎖令によって一時的に操業を中断した。そうして先月、保健当局の漸進的日常回復と共に封鎖措置も解除された。工場も今月中に全面稼働することを決め、生産量の拡大に期待をかけた。