【コラム】「ウィズ金正恩」すでに10年
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.11.10 17:58
来月17日には北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)国防委員長が死去してちょうど10年となる。あどけない顔の末っ子が黒いリンカーン・コンチネンタルの霊柩車の横で敬礼していた姿が思い出される。20代だった金正恩(キム・ジョンウン)は不惑に向かいながら執権10周年の自分を祝う雰囲気作りの真っ最中だ。彼の登場当時、外交・安保専門家が耳打ちした話が改めて思い出される。「若い指導者が基盤を固めていく今後10年が韓半島(朝鮮半島)には機会だ。その10年を逃したならば危機だ。統一は彼の生前には難しい」。その10年が過ぎ、今はウィズコロナ、いや、ウィズ金正恩時代が変数ではなく定数だ。2021年の最後の月が近づくいま、統一は近いのか。イエスと答えられる陣営は左右のどちらにもない。
平壌(ピョンヤン)の若い指導者が執権10周年を祝い「瞬間も無駄にできない大変貴重な一刻一秒が流れる」(労働新聞8日付)として今後の50年を準備するこの時、ソウルは今後5年間の国の未来の責任を負うことになる指導者をめぐる議論で混乱している。金正恩はすべて計画がある。青瓦台(チョンワデ、大統領府)入りを夢見る彼らはどうなのか。外交・安保の構図が変わるこのタイミングで状況を熱くするのは大壮洞(テジャンドン)であり、告発をそそのかすなど揮発性は強いが韓半島の未来とは相関関係が大きくない議論だ。