バッテリーに続き分離膜戦争…LG化学、東レと1兆ウォン投資
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.10.28 06:47
電気自動車バッテリーの核心素材である分離膜市場をつかむため世界の企業の競争が本格化している。LG化学は27日、日本の東レとともにハンガリーに「LG東レハンガリーバッテリー分離膜」を合弁で設立すると明らかにした。LG化学のシン・ハクチョル副会長と東レの日覚昭広社長ら両社の主要経営陣がオンラインで開かれた締結式に参加した。分離膜は正極と負極の接触を遮断し電極間の電気接触を防ぐことにより安全性を高める微細フィルムだ。
両社は初期出資金を含め1兆ウォン以上を段階的に投資する。合弁法人は50対50の出資比率で設立され、30カ月経過後にLG化学が東レの持ち分の20%を追加で取得し経営権を確保する予定だ。工場はブダペスト郊外にある既存の東レ関連会社の工場の敷地に設立される。総面積は42万平方メートルで、サッカーコート60面分の規模だ。ハンガリーは欧州内の物流と交通利便性に優れ、世界的自動車メーカーをはじめLG化学の主要顧客が隣接しており有利な地理的要件を備えている。