たった37分の通信障害で「国民の半分『デジタル手足』縛られた」=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.10.26 13:31
1回の食事を済ませるくらいの時間にはなるだろうか。小学校の1時間目の授業時間(40分)にもならない。だが「日常」が止まってしまった。タクシー料金や食事代の決済はもちろん、新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)防疫、1分1秒を争う119(消防)状況室もオールストップした。新型コロナの余波で非対面が日常化していたため、被害はさらに大きかった。
25日午前11時20分ごろから37分間、通信大手KTのネットワーク障害で有線・無線のインターネットが不通になった。遠隔授業をしていた全国小・中・高校の授業が中断され、昼時の商売を控えた飲食店ではクレジットカードの決済ができなくなった。証券取引など一部の金融業務にも支障が生じた。この短い時間に「超連結社会(hyper-connected society)」の弱点がそっくりそのまま露出したという指摘が出ている理由だ。