韓国の大学生「願書出してもどうせ就職できない…」10人に4人が求職諦めた
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.10.13 08:59
来年2月に卒業を控えた大学生のハンさん(25)は最近、卒業猶予申請をするか悩んでいる。ハンさんは昨年、語学研修を計画していたが、新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)のため中止した。最近、一部企業の下半期採用過程に志願したが書類選考で落ちた。ハンさんは「履歴書に書く内容がろくにない。面接の機会だけでも得るためにもっと資格を取ろうと思う」と話す。
韓国経済研究院は、4年制大学の3~4年生や卒業生など2713人を対象にアンケート調査を行った結果を12日、発表した。今回のアンケート調査は8月12日から先月6日まで行われた。
今回の調査で「積極的に求職活動をしている」という回答者は10人に1人の割合(9.6%)に留まった。求職活動を「休んでいる」(8.4%)または「ほとんどしていない」(33.7%)という回答は合計42.1%だった。求職活動を「儀礼的にしている」(23.2%)という回答も少なくなかった。