【コラム】岸田首相の科学技術優先政策
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.10.06 10:34
世界3位の経済大国で新たな人物が国政を総括する席に上がった。日本の100番目の首相に選出された岸田文雄氏(64)だ。4日に発足した内閣の構成を見ると、安定を重視し静かな変化を推進するという考えがうかがえる。安倍内閣と菅内閣の閣僚を相当数再起用しながらも13人の新しい顔を選んだ。全閣僚20人のうち半分を大きく上回る。
特に目立った新しい顔は経済安全保障担当相だ。以前になかったポストを新たに作った。このポストには小林鷹之議員(47)を抜擢した。岸田内閣で40代の閣僚は小林氏を含め2人だけだ。考えてみれば経済と安全保障をひとつにまとめるのは不自然な組み合わせかもしれない。ここで核心は半導体だ。岸田首相が先月自民党総裁選で提示した政策資料を見ると、半導体を国家安全保障問題としてアプローチするという考えを明確に示した。彼は「先端半導体の安定した供給を確保するために国際共同開発と国内誘致推進など経済安全保障を強化する」と公約した。