【社説】日本の新首相を機に韓日関係の正常化を
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.09.30 09:10
菅義偉首相の後任に岸田文雄氏が確定した。岸田氏は昨日、自民党総裁選の決選投票で勝利を収めた。岸田氏は来月4日の日本臨時国会で首相に選出される。日本の首相が変わって政界が改編されるに伴い、冷え込んだ韓日関係を回復することができる契機となるかどうかが注目される。これまで日本の政治不安定の中で菅義偉首相は韓日首脳会談を拒否して対話に消極的だった。慰安婦合意に署名した当事者である岸田氏は両国の関係改善に積極的に努力する必要がある。
岸田氏が首相に就任したら韓日両国は首脳会談を通した対話に出るべきだ。感情と対立よりも、互いに立場を理解して尊重することが重要だ。胸中のしこりとも言える歴史問題は日本側が被害者をまず理解して癒そうと努力しなければならない。「謝罪と反省」を言葉だけでしてはならない。「(謝罪を)した」という日本と「まだしていない」という韓国の反目もやめなければならない。心から沸き出る和解と真の治癒だけが両国の膠着状態を解くことができる。