【時論】「世界最初で最高技術」だけが答だ=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.09.28 10:09
東京五輪とパラリンピックが最近閉幕した。新型コロナウイルス時代に開催された初の五輪で私たちを一番幸せにしたのは、メダル獲得よりも若い選手たちの明るい笑顔だった。決勝戦で惜敗しても互いを激励し存分に授賞式を楽しんだ女子フェンシングチーム、金メダルを獲得した相手選手に努力の結果だとして親指を立てたテコンドーのイ・ダビン選手、観客の歓呼を誘導し韓国新記録に挑戦した走り高跳びのウ・サンヒョク選手がそうだ。
順位と関係なく最善を尽くした選手たちの顔には過去の選手たちではなかなか見られなかった自負心と余裕があふれていた。アジアの片隅に韓国という国があることを知らせるために切迫した気持ちでメダルの数と色にこだわっていた時代が去りつつあることを告げる信号弾のように考えられた。