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【時論】「世界最初で最高技術」だけが答だ=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.09.28 10:09
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東京五輪とパラリンピックが最近閉幕した。新型コロナウイルス時代に開催された初の五輪で私たちを一番幸せにしたのは、メダル獲得よりも若い選手たちの明るい笑顔だった。決勝戦で惜敗しても互いを激励し存分に授賞式を楽しんだ女子フェンシングチーム、金メダルを獲得した相手選手に努力の結果だとして親指を立てたテコンドーのイ・ダビン選手、観客の歓呼を誘導し韓国新記録に挑戦した走り高跳びのウ・サンヒョク選手がそうだ。

順位と関係なく最善を尽くした選手たちの顔には過去の選手たちではなかなか見られなかった自負心と余裕があふれていた。アジアの片隅に韓国という国があることを知らせるために切迫した気持ちでメダルの数と色にこだわっていた時代が去りつつあることを告げる信号弾のように考えられた。

 
韓国科学技術研究院(KIST)のドーピングコントロールセンターは日本の要請で五輪期間中に彼らが保有できていない成長ホルモンと類似禁止薬品分析技術を支援した。先端技術流出に対する懸念もあったが、人類の進歩という五輪精神に対する純粋な貢献を通じて韓国社会がいまや確実に過去より一歩さらに前進したことを確認した。

毎年発表される世界国家競争力調査もこうした自信を後押しする。スイス国際経営開発研究院(IMD)は今年韓国の競争力を23位と評価した。日本は30位圏外だ。ブルームバーグの「革新指数」は韓国が世界1位だ。2つの機関とも韓国の競争力の最も大きなてことして優秀な科学技術インフラと研究開発能力を挙げた。韓国が世界何番目に先端技術保有国になったというニュースはもうこれ以上特別なことではない。

だが経済大国であり科学技術大国とも呼ばれることになった2021年の韓国で「世界何番目」の技術は急速に意味が失われている。米国、ドイツ・日本がそうであるように韓国もいまや新興国の圧倒的な生産力と価格競争力に対応できる道は「世界最初であり最高の技術」が唯一の答だ。最善を尽くすことだけでも愛されるスポーツ選手と違い韓国の科学技術研究者には「金メダル科学技術」だけが有効な状況といえる。

世界最初であり最高を追求する研究開発風土はすぐには作れない。KISTはすでに20年前から世界先導型研究に目標を転換したが、論文や特許などで成功と失敗を決める評価風土の中でやむを得ずリスクを回避する戦略を選択しなければならなかった。こうした巷の事情をよくわかっているのでこの1年間に激しい内部疎通と討論を経て人事・評価・組織など制度革新にまい進した。

革新は言葉ほどすばらしいだけのものではない。「革をはがして新しい肉を出させる(革新)」という本来の意味を知れば裏で耐えなければならない痛みの大きさがさらにリアルに感じられる。「変化は危険だからじっとしていろ」という一部の心配な忠告も余計なものだけではなかった。だが何もしなければ何も起きないものだ。それでも挑戦すればわずか0.1%でも可能性というものが生まれる。いま再び革新を試みなければデジタルの未来から目をそらし没落したノキアの前轍を踏むなという法はない。

KISTはこのところ2種類の金メダル科学技術プロジェクトを推進中だ。ひとつは「グランドチャレンジ事業」だ。名前のように韓国だけでなく人類に絶対に必要だが現在の技術では実現不可能な研究開発に挑戦するものだ。大胆な挑戦は予期しなかった成果をもたらすかもしれない。もうひとつは卓越した研究チームを抜てきして韓国を代表する研究開発ブランドとして育成する「Kラボ」だ。Kラボは国の科学技術競争力の向上と持続可能性だけでなく、名声を聞いて訪ねてくるグローバル人材とともに韓国に国際協力研究開発の新たな求心力を提供することになるだろう。

尹錫珍(ユン・ソクチン)/韓国科学技術研究院(KIST)院長

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