韓国裁判所、差し押さえた三菱の韓国内商標と特許権に初の売却命令
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.09.28 06:41
裁判所が、日帝徴用被害者が差し押さえた三菱重工業の商標権と特許権に対する売却命令を決めた。韓国の裁判所が日本の戦犯企業の資産に対し売却命令を下したのは今回が初めてだ。三菱重工業側は売却命令に従わず即時抗告の方針を明らかにした。
大田(テジョン)地裁は27日、商標権特別現金化命令事件で日帝強占期徴用被害者であるヤン・クムドクさん(92)とキム・ソンジュさん(92)側と三菱重工業側に、三菱重工業の韓国内商標権と特許権を売却することを命令した。
ヤンさんとキムさんの弁護人は「裁判所が三菱重工業の資産に対する売却を許可したもの。債権者(被害者側)が要請すれば売却手続きを踏むことができるようになったもの」と話した。