【コラム】K-POPや映画…文化交流増えるほど韓日間の偏見と差別消える(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2021.09.12 11:50
文化の季節の秋にはシンポジウムや映画祭が多く開かれる。私はその中でも「韓日文化交流」または「在日コリアン」関連の行事に多く参加する。
主に映画やドラマなど韓国文化を日本に紹介する仕事をする私は韓日文化交流をどのように活性化するのかに対し発言することになるケースが多い。事実、文化交流はそのまま放っておけば勝手に活性化すると考える。例えば映画を見せたり見る目的で映画祭に映画関係者と観客が参加して交流することになる。交流が目的でなく何か目的があって交流することになるのだ。韓国と日本の両国政府は政治的な理由でこうした自然な交流を妨げないよう配慮したら良いというのが当事者の率直な意見だ。
2000年代に日本で起きた韓流ブームの最大の貢献者は金大中(キム・デジュン)大統領のようだ。金大中政権時代にそれまで流入が制限されていた日本の大衆文化を段階的に開放した。その当時韓国文化を守るために制限を続けるべきという意見も多かったという。ところが結果は反対に出てきた。韓国で日本大衆文化を開放し、むしろ日本で韓国文化に対する関心が高まったのだ。金大中大統領の文化政策の原則は「支援はするが干渉しない」だった。この原則が韓日文化交流にも最も効果的と考える。