【コラム】無人戦闘・極超音速…米中露の最先端武器競争(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.09.06 14:33
2035年9月6日午前4時。岩国空軍基地から米空軍戦闘機編隊が発進した。この編隊は米空軍が世界で初めて開発した最先端の第6世代戦闘機で構成されている。編隊はマッハ5(秒速1.7キロ)の速度ではねるように中国側に飛行した。済州(チェジュ)南側の離於島(イオド)を通過して中国寧波へ向かって進んだ。寧波は中国海軍の東海艦隊司令部があるところだ。戦闘機が出撃してから約10分後、中国の海岸が近づいてくると、中国空軍機が接近した。中国空軍機がミサイルを撃とうとロックオンすると、第6世代戦闘機は高出力レーザー光線で対応した。中国戦闘機は力を発揮できず墜落した。米空軍機は中国東海艦隊司令部を爆撃しなかったが、威力示威をした後に戻った。中国が台湾を脅かす行為に対して警告したのだ。また米国は海兵隊ロボット戦闘部隊を南シナ海の無人島に上陸させた。その無人島は中国が領有権を主張して軍事基地を建設したところだった。さらに米海軍は南シナ海一帯に無人戦闘艦・潜水艇を配備した。一触即発の瞬間だった。
米中武力衝突の仮想シナリオだ。実際、米国防総省は2035年頃から中国と本格的な軍事的衝突が発生する可能性を予想している。シナリオをもう少し進行させてみよう。中国は2021年8月、公海の南シナ海の一部を自国の領海だと宣言して以降、この海域を通過する商船を統制してきた。米海軍の艦艇は接近さえできないよう遮断した。国際規範を違反した中国の行動に国際社会の不満ははるかに強まった。中国は台湾まで占領し、統一の機会を狙っていた。