韓国材料研究院、20%軽い軽量ステンレス鉄鋼を世界で初めて開発
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.09.05 12:50
科学技術情報通信部傘下の政府系研究機関である韓国材料研究院鋼材料研究室のイ・チャンフン博士の研究チームの研究成果が2020年のサイエンティフィック・リポーツで材料分野トップ100に選ばれた。該当研究成果は既存のステンレス鉄鋼より約20%軽い軽量ステンレス鉄鋼を世界で初めて開発した技術だ。
既存の軽量鉄鋼は鉄に軽い合金元素であるアルミニウムを添加して軽量化してきた。この時に添加されるアルミニウムは割れやすさが高まるため10%以上添加するのが難しいという限界があった。研究チームは12%のアルミニウムを添加しても炭素、マンガン、クロームなどの合金元素添加量を最適化して鉄鋼の脆性を低くした。特に、クロームを利用して微細で緻密な酸化層を生成することにより腐食にも耐えられるようにした。