欧米証券市場好調なのに韓国は足踏み…中国が足ひっぱるか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.08.26 07:56
この1年間「優等生」だった韓国証券市場が最近「劣等生」扱いを受けている。疾走する先進国の証券市場とは違い上昇動力を失いぐらついているためだ。市場では韓国と先進国の証券市場が異なる動きを見せるいわゆる「デカップリング」(脱同調化)現象が目立っているとの評価が出ている。
韓国証券市場の独歩的な動きは今月初めからはっきりしていた。25日基準で韓国総合株価指数(KOSPI)は先月末より1.7%下落した。先月6日に3305.21で過去最高値を更新した流れとは異なる状況だ。同じ期間に米ナスダックが2.4%、S&P500指数が2.1%、欧州ユーロ・ストックス50が2.2%上昇したのと対照的だ。ナスダックとS&P500指数は連日最高値を塗り替えている。24日のナスダックは1万5000を突破した。
デカップリングは統計でも確認される。コスコムによると、今年に入り先月までのKOSPIとS&P500の相関係数は0.82、KOSPIとナスダックの相関係数は0.8だった。相関係数が1なら同じように動くという意味で、マイナス1なら正反対に動いたという意味だ。通常は0.5以上であれば2つの指数の間に関連性があると解釈される。先月までは韓国と米国の証券市場間の同調化傾向が大きかったという話だ。だが8月には2つの指数が別々に動いた。今月に入り24日までのKOSPIとの相関係数はS&P500がマイナス0.31、ナスダックは0.21に落ち込んだ。