韓国保健当局「デルタ株感染者、一般感染者に比べウイルス300倍排出」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.08.25 08:25
デルタ株ウイルスに感染した患者が初期にウイルスを排出する量が従来の新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)ウイルスに感染した患者に比べて300倍以上という韓国保健当局の調査結果が公表された。デルタ株ウイルス検出率は90%に肉迫して10人中9人はデルタ感染者であることが確認された。
24日、韓国中央防疫対策本部はデルタ株患者の呼吸器検体1848件と第1~3波当時のウイルス患者の検体2万2106件を分析した結果、症状発現以降、デルタ株患者のウイルス排出量が既存の流行株(第1波)より300倍以上多かったと明らかにした。ただし4日目は約30倍、9日目は約10倍以上などと徐々に減少する傾向を示し、10日が過ぎた時点では分析対象者全員のウイルス排出量にほぼ差がなくなることが確認された。海外でウイルス排出量の増加を間接推定したことはあるが、韓国内で発生した患者を対象にウイルス量を精密に測定して発表したのは初めてだと当局は明らかにした。