最後まで「独島」でなく「竹島」で終わった東京五輪
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.08.10 08:21
東京オリンピック(五輪)閉会式の翌日の9日。五輪公式ホームページの聖火リレー地図には未だ島根県上部に小さな点がある。独島(ドクト、日本名・竹島)が日本の領地かのように表示されているのだ。
これは東京五輪組織委員会が先月24日、ホームページにクリミア半島をロシアの領土であるかのように表記したが、ウクライナの抗議を受けて修正したのとは対照的だ。クリミア半島は、ウクライナとロシアが自国の領土と主張する紛争地域だ。ウクライナのドミトロ・クレバ外相はツイッターを更新し、「誤った地図が掲載されたことを知り、国際五輪委員会(IOC)に連絡した。彼らはすぐに謝罪した」と述べた。
一方、大韓体育会は、五輪期間の間中対応しないまま、9日、東京を発った。東京五輪で「独島」は、「竹島」として残ったわけだ。この過程は、2018年平昌(ピョンチャン)冬季五輪の時に独島が描かれた韓半島(朝鮮半島)旗が議論になった時と大きく異なる。当時IOCは、日本の抗議を受け入れ、平昌五輪組織委員会に独島を削除するように勧告し、韓半島旗を交換した。