<東京五輪>柔道の実力にアイドル級人気…共に金メダルに挑戦する阿部兄妹
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.07.23 14:49
東京オリンピック(五輪)開催国の日本が最も力を入れて準備している種目は柔道だ。伝統的な五輪種目だからだ。宗主国の自負心が強い。国民的な人気もある。国際柔道連盟(IJF)は毎年末、東京でグランドスラムを開催するが、競技場の東京武道館は満員になる。観客は老若男女を問わない。あたかも80、90年代の韓国国内のシルム(韓国相撲)を連想させる。五輪の柔道は全14階級(男女各7階級)で金メダルを競うが、日本は全階級席巻に挑戦する。夢の目標ではない。日本は2016年リオデジャネイロ五輪では男子の全階級でメダル(金2銀1銅4)を、女子は68キロ級と78キロ級を除いた5階級でメダル(金1銅4)を獲得した。地球の反対側で時差を克服してこれほどの成果を出したとすれば、国内では全員金メダル獲得も不可能でないという分析だ。
「兄妹スター」の阿部一二三(24、男子66キロ級)と阿部詩(21、女子52キロ級)は日本柔道界の期待を集めている。くっきりした目鼻立ちの2人は容貌と実力を兼ね備えている。一二三は「国民の弟」、詩は「国民の妹」という感じだ。兄の一二三は世界ランキング5位、妹の詩は2位だ。ともに金メダル筆頭候補に挙がっている。