帰国の韓国清海部隊、301人のうち9割が感染
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.07.22 08:58
新型コロナ感染拡大のため任務を中断して全員が帰国した清海(チョンヘ)部隊第34陣で、感染者が追加で確認された。国防部によると、20日に帰国した部隊将兵301人全員を対象に改めて遺伝子増幅(PCR)検査をした結果、全体の感染者数は270人だった。現地を出発する前に247人だった感染者が国内の検査で23人増えた。1回目で266人の感染が確認され、再検査の対象となった12人のうち4人が陽性と判明した。全体301人のうち陰性は31人だけだった。
このように部隊員の89.7%が新型コロナに感染したのは、軍当局の無能・無知・無計画の3無による総体的人災のためという指摘が軍の内外で出ている。清海部隊第34陣は軍の新型コロナワクチン接種が始まった3月より前の2月8日に鎮海(チンヘ)を出発したため接種対象から除外されたというのが国防部の釈明だ。しかし李チェ益(イ・チェイク)国民の力議員によると、国防部の「軍新型コロナ予防接種施行基本計画」では接種の第1順位が医務部隊、第2順位が必須作戦部隊であり、清海部隊は優先順位に入っていなかった。