<東京五輪>白血病を克服して日本女子競泳国家代表に…池江璃花子「21歳の奇跡」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.07.20 08:36
メダル獲得の可能性は低いが熱い応援を受けている選手がいる。東京オリンピック(五輪)の競泳日本代表、池江璃花子(21)だ。一時、世界新記録を塗り替えていた有望株だ。自国で開かれる五輪の舞台で、夢の金メダルを首にかける期待に胸を膨らませていた池江を白血病という病魔が襲うまでは。
2018年は池江選手にとって最高の年だった。同年インドネシアで開かれたジャカルタ・パレンバンアジア競技大会で、日本競泳選手としては史上初の6冠、女性選手として初の最優秀選手(MVP)に選ばれる歴史を刻んだ。2020年のメダルは当然だと思われていた。しかし2019年2月、転地トレーニング中だったオーストラリアで体の状態が急激に悪くなり、帰国後に検査結果が知らされた後、「信じられない」というツイートを残して入院した。日本選手権にも出場できなかった。日本代表への夢は水の泡になった。