がん闘病中にアルバム発表した坂本龍一氏「2回のがん体験を通じて…結局すべてははかない」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.07.16 13:21
坂本龍一(69)という名前は知らなくても、その音楽は一度は聞いたことがあるはずだ。日本人ピアニストであり、現代音楽家として米国ニューヨークで主に活動してきた彼の曲は韓国でも人気が高い。『Rain』などが代表的だ。坂本氏は1987年に公開された『ラストエンペラー』の音楽監督として、アジア人で初めて米国アカデミー音楽賞を受賞した。韓国映画『天命の城』(2017)の音楽も彼が手掛けている。
その彼が2回のがん闘病と新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)事態の中で『Time』というアルバムをリリースした。ニューヨーク・タイムズ(NYT)は14日(現地時間)、「世界的アーティストである坂本氏が夢と転生と人間の闘争、そして時間に対する探求に返った」として彼とのオンラインインタビューの内容を伝えた。坂本氏はニューヨークに30年以上住んでいたが、昨年11月からがん治療のために東京に住んでいる。坂本氏は2014年には咽頭がん、昨年は直膓がんの診断を受けた。