韓経:注文6分後に「ピンポーン」…クーパンマートの出現にコンビニ業界「強い危機感」=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.07.14 09:58
ソウル松坡区(ソンパグ)に住むAさんは7日午後10時、「クーパンイーツ・マート」を通じてラーメン・パックご飯・シャンプーなどを注文した。それから6分後に共同玄関のベルが鳴った。その2分後、注文完了メッセージが携帯電話に表示された。普段は家の前のコンビニで買う品物だが、夜遅く外に出る煩わしさを配達費2000ウォン(約192円)と引き換えにした。
韓国の通販大手クーパン(Coupang)の「路地裏ロケット配送」にコンビニ業界が超緊張状態だ。都心の小規模物流センターである「マイクロフルフィルメントセンター(MFC)」でコンビニやスーパーマーケットに代わって物品を配達するクーパンイーツ・マートは今月初めのサービス開始と同時に業界に波乱を起こしている。15分以内に配送という初めての「クイックコマース」という点だけでなく、1000万点の物品調達能力と強大な資金力を確保した「クーパン発路地裏商圏攻勢」という点で、業界が感じる危機感は以前とは次元が違う。