韓国教授「民主化勢力、現代史を正しくない歴史と主張」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.07.05 14:17
韓国与党・共に民主党の有力大統領候補である李在明(イ・ジェミョン)京畿道(キョンギド)知事が言及した韓国現代史に対する認識が大統領選挙局面を貫通する争点に浮上した。大韓民国の建国に関する李知事の主張は「親日勢力が米占領軍と合作してその支配体制をそのまま維持した。国がきれいに出発できなかった」というものだ。これに先立ち金元雄(キム・ウォンウン)光復会長の「米軍占領軍」「ソ連軍解放軍」発言もあった。これについて崔章集(チェ・ジャンジブ)高麗大名誉教授は「現政権・与党の粗野な歴史認識が表れた」と批判した。4日の電話インタビューでだ。
--与党が現代史問題を相次いで提起した背景をどう見ているのか。
「文在寅政権を貫通する現象だ。いわゆる民主化運動勢力の危険なほど単純で粗野な『韓国現代史理解』の結果ではないかと考える。大統領選挙が文在寅政権で深まった政治的、社会的葛藤とイデオロギー的対立を緩和できる契機になることを期待する多くの人々を失望させている。さらに与党の有力大統領候補がこうした歴史意識と共に、現在大きく変化している国際関係に対する均衡的観点が要求される時に、韓国現代史のイデオロギー的な葛藤をまた招いたのは本当に残念だ。冷戦反共主義と親日勢力を結びつける人たちは、韓国現代史を『冷戦反共主義』フレームに結びつけて正しくない、誤った歴史だと主張する。そのために『冷戦反共主義』が支配してきた誤った歴史を越える民主化運動勢力の歴史を立てるということだが、それこそあまりにも粗野な認識、歴史観だ」