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【社説】李在明氏の危険な認識が触発した歴史論争

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.07.05 11:06
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韓国与党「共に民主党」の大統領選走者である京畿道(キョンギド)の李在明(イ・ジェミョン)知事が最近、「大韓民国が他の国の政府樹立段階とは違って、親日清算をできず、親日勢力が米占領軍と合作して再びその支配体制をそのまま維持した」と述べた。慶尚北道安東(キョンサンブクド・アンドン)の李陸史(イ・ユクサ)文会館でした「きれいに国が出発できなかった」という発言だ。これに先立ち、光復会の金元雄(キム・ウォヌン)会長が高校生を対象とした講演で「米軍を占領軍、ソ連軍を解放軍」と話したことと時期が重なり、大きな論争を呼んだ。その後も李知事側は「米軍も占領軍だと(自称)した」としながら、批判者に対して「歴史知識不在から埋めろ」と反論した。

大韓民国の大統領になろうという国家指導者として不適切な発言であり、危険千万な認識だ。俗に『解放戦後史の認識』に代表されるような、一時運動圏を引きつけて進歩陣営の一部学者が主張する「旬が過ぎた」あるいは「辺境の理論」の影響とみられるものだが、これは事実から外れる。ソ連軍政が一糸不乱かつ周到綿密に金日成(キム・イルソン)北朝鮮政権を作ったこととは違い、米軍政下の韓国では反共右派・民族主義・社会主義系列が入り乱れたカオス同然の体制だった。「親日派支配」主張も誤りだ。李承晩(イ・スンマン)初代政府だけみても明らかだが、立法・司法・行政府の首長が臨時政府の要人や独立活動家出身だった。李承晩大統領は臨時政府の初代大統領だったし、制憲国会議長である辛翼熙(シン・イクヒ)も臨時政府の内務部長出身だ。初代大法院長である金炳魯(キム・ビョンロ)は抗日民族団体「新幹会」の中央執行委員長だった。各長官も抗日独立活動家が多かった。親日清算をしたと宣伝する北朝鮮の現実のほうがむしろ違っていたという事実が次々と明らかになってもいる。

 
よほどでなければ「どうせ助けてもらわなければならないみすぼらしい状態で、ソ連ではなく米国に助けてもらったことを大いなる幸甚と考える。正当性を北朝鮮に与えて自身をあらゆる恥辱の塊りに転落させ、自らをあまりにも自虐することをやめよう」〔崔珍ソク(チェ・ジンソク)西江(ソガン)大学名誉教授〕という言葉が出るだろうか。

それでも執権勢力の間で李知事と同じような主張が繰り返されているのは政治的意図のためだとみられる。特定政治集団を攻撃して内部分裂させるために現政権が頻繁に動員してきた「親日フレーム」のことだ。「権力者が歴史的事実を操作して利用して、自身の政治的名分を民族の歴史と同一視して大衆を扇動する」(『権力はなぜ歴史を支配しようとするのか』)という、まさにそのやり方だ。だから青瓦台(チョンワデ、大統領府)も一連の相次ぐ論争に対してうんともすんとも言えないのではないのか。無責任としか言いようがない。

結果的に歴史論争の形式だが政治論争になった。野党圏走者である尹錫悦(ユン・ソクヨル)前検察総長も「国政を掌握して歴史をわい曲して次の政権まで狙っているあなた方は今何を指向して誰を代表しているのか」と公開反論に出た。未来、いや今日を巡って競争してもまだ足りない時に、70余年前のことを巡って戦う。大韓民国の不幸だ。

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