韓国、「独島」より性能高い輸送艦「馬羅島」就役、軽空母建造に一歩近づく
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.06.28 15:34
韓国海軍が28日、慶尚南道鎮海(チンヘ)で「馬羅島(マラド)」(LPH-6112)の就役式を開いた。就役式とは正式に海軍の艦艇になったことを宣言する行事。戦力化訓練で作戦遂行能力評価を受けた後、10月ごろ実際の作戦に配備される。
「馬羅島」就役で2030年代に導入を推進する軽空母に一歩近づいたという評価だ。「馬羅島」は2007年に就役した「独島」(LPH-6111)より性能を向上させ、これを建造しながら軽空母技術を蓄積した。海軍関係者は「『馬羅島』の就役は軽空母運用ノウハウの習得と能力の確保にも寄与する」と述べた。
海軍は韓半島(朝鮮半島)南側の海域と海上交通路の守護の意志を込めて韓国最南端の馬羅島を艦名にしたと説明した。当初「離於島(イオド)」も艦名候補群に含まれたが、離於島は島でなく暗礁という理由で脱落した。これに先立ち海軍は大型輸送艦の艦名を東海(トンヘ、日本名・日本海)、西海(ソヘ、黄海)、南海で最も遠く離れた島の名称を付けることにした。「独島」と「馬羅島」という艦名が付けられた背景だ。