反中のリンゴ日報廃刊に続いて中道の香港政党も自主解散
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.06.28 14:47
2010年に発足した香港の民主党派政党「新民主同盟(以下、新同盟)」が26日に自主解散した。香港国家安全維持法の施行1周年(7月1日)を控えて、今月24日に反中志向の蘋果日報(リンゴ日報)が自主的に廃刊したことに続き、中道志向の民主政党まで解散を決めた。
新同盟はこの日、所属区議員と党員が参加する中で拡大会議を開き解散を決めたと香港明報が27日、報じた。新同盟は、過去2年間で香港の政治環境が大きく変化し、香港国家安全維持法施行以降、前職党員が逮捕されて公職者に対する宣誓強要など、新たな政治環境によって党構成員が各自の意志に沿って進路を決めたと明らかにした。また、新同盟構成員は今後も広大な香港市民と肩を組んで民主派の道を歩く人々と協力して同じ声を出していくと誓った。新同盟は2010年当時、香港民主党が中国国務院(政府)傘下の中央連絡弁公室と政治改革方案交渉に参加したことに不満を持つ人々が離党して結成した中道派の民主政党だ。