韓国、デルタ株増えるが来月から距離緩和…コロナ拡大危機
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2021.06.26 11:05
デルタ、7月、2学期。新型コロナウイルス感染症がまた流行するおそれがある条件でありキーワードだ。
現在、韓国国内のデルタ株拡大傾向はまだ目立っていない。最近の変異株現況資料によると、22日基準で計190人のデルタ株感染者が確認されている。これら感染者と接触するなど疫学的な関連性がある感染者66人を加えると、計256人がデルタ株に感染したと推定される。6月基準でデルタ株の国内検出率はまだ1.9%と、外国と比べて低い。しかし他国の拡大傾向を見ると安心できない。米国の場合、今月第1週の新規感染者のうちデルタ株感染者の比率は10%にすぎなかったが、2週後には20.6%に急騰した。現在、米国でデルタ株感染者は2週ごとに倍増している。米国立アレルギー・伝染病研究所(NAID)のアンソニー・ファウチ所長は23日(現地時間)、 「1カ月ほど過ぎればデルタ株が優勢になる可能性がある」と述べた。欧州疾病対策センターも8月末には欧州連合(EU)地域内の新規感染事例の90%がデルタ株になると予想した。