韓国専門の中国学者「韓国、外交・内政、総体的難関」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.06.11 14:24
「現在の韓国進歩派政府は3大『不可能』に直面した。北朝鮮を動かすことができず、米国も説得できず、内政も解決することができずにいる」。
11日、中国復旦大学朝鮮韓国研究センターの鄭継永主任教授(48)が環球時報に掲載したコラムの内容だ。韓国の文在寅(ムン・ジェイン)政府が外交と内政ともに総体的難関に陥っているという厳しい評価だ。韓国が昨年年末以降、新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の再拡大を防ぐことができなかったとし、これを米国との関係を断つことができなかったためだとも話した。米国主導の「反中電線」構築が議論される主な7カ国(G7)首脳会談(サミット)に参加する韓国を狙った巧妙な「揺さぶり」だという分析が出ている。
鄭教授は、コラムの中で文政府と進歩派陣営はともに政治・経済・社会・北朝鮮・米中関係など5大領域でどれも難関に直面したと分析した。あわせて「共に民主党と進歩派の本当の懸念はソウルと釜山(プサン)選挙の敗北ではなく、やっと作り出した社会的進歩の雰囲気を再び失うのではないかという心配」としながら「韓国社会の保守化が潮流のように速まりながら、進歩派が来年の大統領選挙、さらには長期的政治的展望がより不確実になった」と診断した。