「民間ロケット発射場を建設」…韓国も民間宇宙時代に向け加速
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.06.10 11:54
韓国国内にも初の民間ロケット発射場が建設される計画で、企業中心の固体燃料ロケット開発など民間宇宙時代への動きが加速する見通しだ。これまでスペースXやブルーオリジンなど米国の民間企業を先頭に「ニュースペース」(New Space)時代が開かれたが、韓国は政府主導のロケット開発や月探査の日程も遅れてきた。
韓国科学技術情報通信部は9日、第19回国家宇宙委員会を開き、こうした内容を含む「第3次宇宙開発基本計画修正(案)」など3つの案件を審議、確定した。第3次宇宙開発基本計画案は3年前の2018年2月に確定した。しかし最近はミサイル指針が終了し、韓米首脳会談を通じて宇宙分野に協力が進展したことで、これを第3次宇宙開発振興基本計画修正(案)に反映することになった。
林恵淑(イム・ヘスク)科学技術情報通信部長官は「全世界的に公共領域だった宇宙の開発を民間企業が主導するニュースペース時代が開かれている」とし「先進国に比べて40年ほど遅く始めたにもかかわらず世界的レベルの地上観測衛星、世界7番目の規模の宇宙ロケット独自エンジンなど発展を続けている韓国の宇宙開発力量を民間産業体と調和させれば、ニュースペース時代にうまく対応できるはず」と述べた。