一歩退いた韓国外交長官「北の非核地帯化概念、30年前に消滅」
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2021.05.29 13:08
韓国の鄭義溶(チョン・ウィヨン)外交部長官が28日、「韓半島(朝鮮半島)非核化と韓半島非核化地帯に大きな意味の差はない」という従来の立場を事実上撤回した。鄭長官はこの日、国会外交統一委員会全体会議に出席し、「北が言う非核地帯化概念は1991年の『韓半島の非核化に関する共同宣言』以降、事実上消滅したとみる」とし「それ以後、北も非核地帯化という用語を使ったことがない」と述べた。
鄭長官は25日、韓米首脳会談の成果を広報するための3部処長官合同ブリーフィングで、「北が言う韓半島非核地帯化とわが政府が言う韓半島非核化に大きな差はない」という立場を明らかにし、論議を呼んだ。該当の発言は、「韓半島非核化」という目標に在韓米軍の撤収と韓国内の米国戦略資産展開禁止が含まれるという意味と解釈できるからだ。