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韓国に36歳の保守野党代表が登場か…「李俊錫旋風」

ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2021.05.29 11:02
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韓国最大野党・国民の力の次期党代表選出のための予備選挙(カットオフ)で李俊錫(イ・ジュンソク)元最高委員がライバル候補らを抑えて1位で本選挙に進んだ。その間、党内外では1985年生まれの李俊錫元最高委員の最近の支持率上昇が党内の選挙でも続くのは容易でないという懐疑論が少なくなかった。しかし蓋を開けてみると「李俊錫旋風」が実際の数値で立証された。政界の視線は韓国の政治地形を変えることができる「36歳の第1保守野党代表」が果たして現実化するかに集まっている。

国民の力選挙管理委員会は28日、党代表選挙に出馬した8人のうち本選挙進出者5人を選ぶカットオフ世論調査の結果を発表した。党の選挙管理委員会は候補別の順位と得票率を公開していないが、取材の結果、総合順位で李俊錫元最高委員(41%)が1位となり、2位の羅卿ウォン(ナ・ギョンウォン)元議員(29%)を12ポイント上回ったことが分かった。続いて朱豪英(チュ・ホヨン)議員(15%)、洪文杓(ホン・ムンピョ)議員(5%)、趙慶泰(チョ・ギョンテ)議員(4%)が3-5位だった。金恩慧(キム・ウンヘ)議員、金雄(キム・ウン)議員、尹永碩(ユン・ヨンソク)議員は脱落した。

 
今回の予備選挙は26-27日に世論調査会社2社がそれぞれ一般市民1000人と党員選挙人団1000人を相手に実施した世論調査の結果を1対1の割合で合算して反映した。市民世論調査では与党・共に民主党支持層は排除した。その結果、李俊錫元最高委員が民心(1位)だけでなく党心(2位)でも高い得票率となった。

複数の党関係者によると、李俊錫元最高委員は市民世論調査で51%の支持率を受け、圧倒的1位になった。2位の羅卿ウォン元議員(26%)とはほぼダブルスコアの差だった。朱豪英議員(9%)、洪文杓議員(5%)、趙慶泰議員(3%)が後に続いた。党員調査では羅卿ウォン元議員が32%で1位、李俊錫元最高委員が31%で2位だった。次いで朱豪英議員20%、趙慶泰議員6%、洪文杓議員5%の順だ。世論調査の結果、李俊錫元最高委員の支持勢力は幅広い地域・年齢帯に分布していることが分かった。李俊錫元最高委員に対する民心と党心の隔たりは以前ほど大きくないことが確認された。

特に目を引いたのは、嶺南(ヨンナム、慶尚道)出身者が多い党員の調査でも、李俊錫元最高委員が大邱(テグ)・慶北(キョンブク)の唯一の候補の朱豪英議員、長期にわたり党員の支持に注力してきた他の重鎮候補を大きく上回った点だ。党関係者は「改革保守に進んでこそ政権交代が可能だという保守陣営の戦略的選択と、公式出馬宣言後ずっと大邱で集中遊説をした李俊錫元最高委員の選挙戦略がうまく噛み合った結果」と分析した。

匿名を求めた党関係者は「予備選挙の結果発表で『李俊錫旋風』が単なる一度だけの人気ではなく大勢であることが票で立証された」とし「2位の羅卿ウォン元議員と2けたの支持率差を見せた点を考えると、本選挙でも十分に勝算があるとみる」と話した。今回の予備選挙得票率の数値をそのまま本選挙ルール(党員70%+市民30%)に代入しても、李俊錫元最高委員が羅卿ウォン元議員を7ポイントほど上回る。

李俊錫元最高委員の善戦で「30代0選の李俊錫vs50代以上4・5選の重鎮」という新旧対決構図が浮き彫りになった。党内初選・新進勢力も世代交代と人的刷新を前に出しながら李候補を中心に結集する可能性が高い。ある初選議員は「今後二度とこのような刷新の機会はないだろう。党内の少壮勢力と連帯して李俊錫元最高委員を最大限に支援する」と述べた。カットオフ発表直後に李俊錫元最高委員はフェイスブックで「ネガティブなく最後までビジョンと未来で勝負する」と所感を明らかにした。30代の候補として重鎮候補との差別化を意識するかのように一番上には顔文字を入れた。

◆党員投票比重が高まる本選挙、重鎮候補の一本化が最大の変数

しかし李俊錫元最高委員が来月11日に最大野党の代表に公式選出されるまでには越えるべきヤマが少なくないというのが、党内外の大半の意見だ。最大の変数には、本選挙でより一層高まる「党心」の比率と重鎮候補の合従連衡による候補一本化の可能性が挙げられる。まず党員調査と市民世論調査を50%ずつ反映した予備選挙とは違い、本選挙では党員投票70%と市民世論調査30%を合算する。党員の支持がはるかに重要になるだけに、李俊錫元最高委員が他の重鎮候補より相対的に不利になるという分析だ。実際、カットオフの結果、党員調査の1位は羅卿ウォン元議員で、朱豪英議員も20%の支持を受けて善戦した。

李俊錫元最高委員の旋風に他の重鎮候補が連合戦線を展開するという見方もある。実際、国民の力ソウル市党の主催でこの日に開かれた党代表候補招請懇談会で、羅卿ウォン元議員は「政権交代のためには変化だけではいけない」と述べて牽制した。続いて「統合のリーダーシップを誰が持っているかは党員と国民が判断すること」とし「派閥のない私が公正に大統領選の党内選挙を管理することができる」と強調した。李俊錫元最高委員が党内大統領候補の1人に挙げられる劉承ミン(ユ・スンミン)元議員と親しい点を指摘したのだ。

これに対し朱豪英議員も「誰がなるとしても公正性の問題が生じる人は選択すべきではない」と加勢した。李俊錫元最高委員が党代表になる場合、公正性をめぐる論争が避けられないという主張だ。続いて「大きな選挙を控えて従来のシステムを損なう変化には気をつけなければいけない」とし、支持を訴えた。

これに関連し党関係者は「李俊錫元最高委員を信頼するのはまだ難しいと判断する党員らが李俊錫党代表を抑えるため、戦略的に羅卿ウォン元議員または朱豪英議員のうち1人に票を集中させる可能性がある」という見方を示した。別の関係者は「終盤まで李俊錫元最高委員が1位を守る場合、重鎮候補らが候補一本化に進む可能性もある」と予想した。

党の周辺では、李俊錫元最高委員をめぐる論議が別の変数になる可能性があるという見方も出ている。最近では、いわゆる「反フェミニズム路線」を前に出して女性界と対立し、「質の悪いポピュリズム」(陳重権元東洋大教授)という批判を受けた。28日にも20・30代女性中心のオンラインコミュニティーでは「李俊錫が党代表になれば国民の力は徹底的に20・30代の男性だけを代弁する政党になる」という批判が提起された。鮮明な立場表明で論議を呼ぶことも少なくなかった。正しい未来党時代には私的な席で安哲秀(アン・チョルス)元代表を暴言で非難する録音ファイルが公開され、倫理委員会に回付された。

このため李俊錫元最高委員の善戦について党では期待と憂慮が共存している。元重鎮議員は「党員らが変化を期待するのは事実」としながらも「このように進んでもよいのか心配だ」と吐露した。院内経験が全くない李俊錫元最高委員が党代表に当選する場合、指導部の構成が難航するという懸念もある。ある議員は「李俊錫党代表体制になる場合、主要党職に重量感のある院内の人たちが出ようとするのではないか心配だ」と語った。

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