バッテリー・自動車企業の関係が発展
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.05.25 09:37
世界5位の電気自動車バッテリー企業の韓国SKイノベーションと、世界7位の自動車企業の米フォードがバッテリー合弁会社「ブルーオーバルエスケイ(BlueOvalSK)」を設立することにした。ブルーオーバルエスケイはバッテリーセル製造を越えてモジュール段階まで生産する計画だ。SK-フォードより2年先に提携したLGエナジーソリューション-ゼネラルモーターズ(GM)の合弁会社アルティウムセルズはセルまでを製造する。
電気自動車バッテリー-自動車企業間の協力関係が強まり、単純な協力でなく「同盟」レベルの関係に発展している。ブルーオーバルエスケイは今後、フォードのバッテリー内在化戦略で重要な役割をするとみられる。19日、フォードはSKイノベーションのバッテリーが搭載されるピックアップトラック電気自動車F-150ライトニング公開行事で「ミシガンに設立するイオンパークグローバルバッテリーセンターを通じてバッテリーセルと関連製品を垂直的に集積化する」と明らかにした。垂直集積化は最近フォルクスワーゲンが明らかにしたバッテリー内在化戦略の一つ。ソジョン大のパク・チョルワン自動車学科教授は「従来のバッテリー-自動車間の協力がサプライチェーンを基盤とした緩い形態だったなら、今後は有機的な同盟になるだろう」と述べた。SKイノベーションのバッテリーサプライチェーンを基盤とした素材企業の米国投資も続くとみられる。バッテリーの核心素材の陽極材はエコプロ、エルアンドエフ、陰極材はポスコケミカル、電解液は東亜エレクトロライト、分離膜は子会社SKIETなどから供給される。