【米国から見た韓国】ウェビナー外交を越え、対面首脳会談に向かって
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.05.13 16:06
この1年間、韓国を含め、訪問できないところにいる人たちと私をつないだのはウェビナー(ウェブセミナー)だった。ウェビナーと愛憎関係であるのは私だけではないだろう。とはいえ、ウェビナーなしに新型コロナのパンデミックによる孤立感を解決するというのは想像できない。それで私は、遠く離れた多様な声を時間と空間を超越してオンライン世界で一つの対話にしてくれるウェビナーに有り難みを感じている。しかし一方では、コンピューター画面を凝視したまま、いつ音を消去し、いつまた解除すべきかを記憶しようと苦労しながら、デジタル化された関係の距離感を狭めようと努めたりする。
最近の2週間、各種ウェビナーの共通テーマは、バイデン米大統領の就任100日だった。バイデン大統領は就任100日の前日の先月28日(現地時間)、初めて連邦議会の上下両院合同会議で演説した。「100日」という期間は人為的な概念ではあるが、フランクリン・D・ルーズベルト元大統領以降、新大統領が自身ができることを提示して任期中の基調を定める時期と見なされてきた。