韓国対外経済研究院「今年の世界成長率5.9%…日本は五輪が変数」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.05.11 18:05
文在寅(ムン・ジェイン)大統領が今年の経済成長率目標を4%台に引き上げた中で、世界経済成長率は6%に近いだろうという見通しが出てきた。世界経済専門の国策研究機関である対外経済政策研究院(KIEP)が11日に修正発表した「2021年世界経済見通し」によるもの。先進国と新興国の間で回復速度が不均等な「K字形回復」とインフレは今年の経済の主要リスク要因に挙げた。
KIEPはこの日今年の世界経済が5.9%成長するものと予想した。昨年11月に出した予測より0.9ポイント引き上げた数値だ。国際通貨基金(IMF)の最近の見通し6.0%よりは低く、経済協力開発機構(OECD)の見通し5.6%よりは楽観的だ。新型コロナウイルスワクチン接種の拡大と先進国の景気浮揚策効果により今年の経済は「はっきり感じられる回復傾向」を見せるだろうと分析される。来年の成長率は4.3%と提示した。