【時論】韓国型戦闘機を飛ばして領空を守るその日を待ち望みながら
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.05.11 10:34
「国の言葉が中国と違い文字で互いに通じず、こうした理由から愚かな民が話そうと思うところがあってもその思いを十分に遂げられない人が多い。私はこれを哀れに思い新たに28字を作るので、人々にとって簡単に習得し毎日使うのに便利にしたいと思うばかりだ」。
1443年に世宗(セジョン)大王が訓民正音(ハングル)を創製したおかげで韓国の言葉を容易に文字で書けるようになった。その時から朝鮮社会には革命的地殻変動が起きる。文字を持つ階層が増え朝鮮の民ならばだれでも知識を蓄積できるようになった。私たちは漢字や吏読ではなくハングルで考えて疎通し知識を伝達する。ハングルはそれそのものが私たちのアイデンティティだ。
ハングルが創製されて約575年が流れた先月9日、私たちは韓国型戦闘機「KF-21」の試作機出庫式をした。2001年に当時の金大中(キム・デジュン)大統領が空軍士官学校卒業式での演説で「最新鋭国産戦闘機を開発する」と宣言してから20年ぶりに達成した快挙だ。