<文大統領演説>1年残った文大統領のマイウェイ(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.05.11 07:45
経済に対しても楽観的な態度で一貫した。韓国版ニューディールに対して「財政投入を本格化して本軌道に乗っている」「私たちだけの道ではなく、世界普遍の道になった」と述べたほか、「第2のベンチャーブームは経済の躍動性を如実に示している」という話もした。「特定政府の青瓦台で勤務していたという理由だけで政府が変わった時に政治的志向を疑うことはわれわれの人材を大きく浪費すること」と述べた文大統領の発言も、保守政権の青瓦台で仕事をしたという理由だけで『積弊公務員』として排斥される現場の現実からはあまりにもかけ離れていた。
文大統領は対北政策に関連し、「米国の対北政策の全貌はまだすべて明らかになっていない」としつつも「とにかく政府が望む方向にほぼ符合すると言うことができる」とした。特に北朝鮮については「北朝鮮の反応は対話を拒否したものとは考えない」とし「南北合意と現行法に反して南北関係に冷水を浴びせることは決して望ましくない。厳正な法執行をせざるを得ないということを強調する」とした。対北ビラ散布禁止法を念頭に置いた発言で、北朝鮮ではなくむしろ国民を圧迫するニュアンスだった。