韓経:「輸出規制避け韓国で生産しよう」…日本の半導体素材メーカーが押し寄せる
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.05.04 08:00
日本政府が半導体・ディスプレー核心素材の韓国向け輸出を3年にわたり規制していることを受け、日本の半導体素材メーカーが規制を避け韓国と台湾での生産規模を大きく増やしている。
日本経済新聞が3日に伝えたところによると、東京応化工業は仁川(インチョン)の松島(ソンド)にある既存の工場に数十億円を追加で投資してフォトレジスト(感光剤)生産能力を2018年に比べ2倍に増やした。フォトレジストはシリコンウエハーに回路を描くのに使われる半導体の核心素材だ。東京証券市場1部上場企業である東京応化工業は世界最大のフォトレジストメーカーで、世界シェアは25%に達する。
この会社は2012年8月に仁川にTOK尖端材料という法人を設立して韓国に進出した。サムスン物産がTOK尖端材料の株式10%を持っている。2013年には松島に1560億ウォンを投資して延べ面積1万9920平方メートル規模の工場を作った。昨年の売り上げは1724億ウォン(約168億円)、営業利益は270億ウォンを記録した。