故李健熙サムスン会長の贈り物、寄付の歴史を書き直す(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.04.29 10:56
相続税12兆ウォンは世界的にも前例がない。アップルの創業者スティーブ・ジョブズ氏の相続税の3倍を越え、最近3年(2017~2019年)間国税庁が収めた相続税の計10兆6000億ウォンより多い。ジョブス氏の死亡当時、遺族に課された税金は28億ドル(約3037億円)だった。ジョブス氏が残した遺産70億ドルで米国の相続税率40%を適用した金額だ。外国で子どもに財産を相続する場合、税率はフランス45%、英国40%、ドイツ30%だ。ロイター通信はこの日「サムスン一家の相続税が韓国を含んで全世界で最大規模の一つ」と報じた。
今まで韓国の最大相続税は2018年死亡した故具本茂(ク・ボンム)LG会長の遺族が年賦延納している9215億ウォンだ。昨年1月他界した故辛格浩(シン・ギョクホ、重光武雄)ロッテ会長の遺族は韓国に3200億ウォンを、日本に1300億ウォンの相続税を納付中だ。サムスン一家は年賦延納を申請して2026年まで6回にかけて相続税を分納する計画だ。年賦延納をしても遺族はまず30日まで2兆ウォン台の相続税を納付しなければならない。