<ソウル・釜山市長選>政権を審判した…5年ぶりに保守の勝利
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.04.08 07:18
投票者の心が与党を激しく叩いた。1年前、野党が体験した「残忍な4月」が今度は与党を揺るがしている。8日0時45分現在、66.5%の開票が行われたソウル市長補欠選挙で国民の力の呉世勲(オ・セフン)候補が57.1%を得票して39.7%にとどまった共に民主党の朴映宣(パク・ヨンソン)候補を17.4%ポイントの差でリードした。93.1%の開票が行われた釜山(プサン)市長補欠選でも63%を得票した国民の力の朴亨ジュン(パク・ヒョンジュン)候補が34.1%を得た共に民主党の金栄春(キム・ヨンチュン)候補を28.9%ポイントの差でリードした。これに先立って地上波3社の出口調査でもソウルと釜山いずれも民主党候補が国民の力候補に大きく後れをとる30%台の支持率を得た。これをめぐり「文在寅(ムン・ジェイン)大統領の熱烈な支持層だけが民主党の候補に票を与えた」という分析が出た。
0時45分現在、ソウル・釜山市長以外に地方自治体長〔蔚山南区(ウルサン・ナング)、慶南宜寧(キョンナム・ウリョン)〕と広域議員〔ソウル江北(カンブク)など8カ所〕、基礎議員〔ソウル永登浦(ヨンドンポ)など9カ所〕選挙でも民主党の票畑である湖南(ホナム)など一部の地域を除いて多数の地域で国民の力候補が優勢だった。国民の力関係者らは「権力の振り子が右側に動き始めたのでないのか」という期待を表わした。