<危機の韓日関係、連続診断22>韓国の生きる道は「比例外交」と「コアテク・ハリネズミ」戦略(2)=韓日ビジョンフォーラム
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.04.02 10:17
魏聖洛(ウィ・ソンラク)元駐露大使=韓国は米国が中国関連の問題を持ち出すたびにこれを避けることだけに専念している。いつまでもこうしていては韓米同盟が徐々に「互いに少なく与えて少なく受けとる(less for less)」関係になるおそれがある。近く韓日米安保室長会議や外交長官会議など3カ国間の議論が本格的に展開する見通しだ。動もすればバイデン政府の北朝鮮政策樹立でも日本の意見がより重みをもって反映されたり、韓日間の歴史問題で日本がさらに冷淡な立場を取ったりする懸念もある。
崔相龍(チェ・サンヨン)高麗(コリョ)大学名誉教授=韓国は米中の間で「比例外交」を行わなければならない。現在、米中葛藤は韓国が二者択一する問題では全くなく、バランス外交や等距離外交で解決することも適切ではない。韓国は米国とは同盟関係で、中国とは戦略的協力関係だ。同盟関係と戦略的協力関係は比例的に違わざるをえない。韓国がこれを米中に論理的かつ精巧に説明しなければならない。また、今は冷戦時代のイデオロギーとは違った相対化時代という概念から考える必要がある。韓国が追求するものは、冷戦当時の絶対化時代の理念対立ではなく価値外交、比例外交である点を堂々と明らかにする必要がある。