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米国より先に中国を訪問する韓国外交長官…覇権競争の中で「綱渡り外交」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.03.31 13:30
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韓国の鄭義溶(チョン・ウィヨン)外交部長官が来月2、3日に中国を訪問し、王毅外相と会談する。外交部長官の訪中は2017年11月の康京和(カン・ギョンファ)前長官の中国訪問以来3年5カ月ぶりとなる。

外交部は31日の報道資料で、「鄭長官は王毅外相の招請で中国福建省廈門を実務訪問し、4月3日に韓中外相会談を開く予定」とし「韓中関係発展案を模索すると同時に、韓半島(朝鮮半島)および国際問題などについて深みのある意見を交換する機会になるだろう」と明らかにした。

 
鄭長官の今回の訪中は、2月の就任後初めての海外対面外交日程という点で象徴的な意味がある。鄭長官は18日の韓米外交・国防(2プラス2)閣僚協議に続き、25日には韓露外相会談をしたが、共に相手国のカウンターパートが訪韓して実現した日程だった。さらに政府高官級の大半が新型コロナで海外への出国を自制している点を考慮すると、鄭長官が中国との関係設定を重視していることを示唆する。

◆米中覇権競争の中で「同時管理」か

実際、外交部長官が米国より先に中国を訪問するのは異例だ。歴代外交部長官はほとんどが就任後、米国訪問を高官級外交の開始点とした。前任の康京和(カン・ギョンファ)長官の場合、就任直後の2017年6月、文在寅大統領に随行して米国を訪問し、その5カ月後の11月に中国を訪問して王毅外相と会談した。尹炳世(ユン・ビョンセ)元外交部長官も就任1カ月後の2013年4月に米国で韓米外相会談をした後、中国を訪問した。

鄭長官の訪中は、2月の王毅外相の招請後、実務協議を経て実現することになった。外交筋によると、3月中旬から韓中間で会談の日時や議題をめぐる本格的な協議が進行していたという。17日に訪韓したブリンケン米国務長官を迎えた時点には、すでに韓中外相会談に関連した日程を調整していたということだ。外交筋は「王毅外相の公式招請後、鄭義溶長官が中国訪問に対する確固たる意志を見せ、会談の日程や議題の調整が加速した」と伝えた。

◆「親中」シグナルの懸念も

このように韓国政府が「同時管理」外交に注力しているのは、バイデン米政権の発足以降、米中覇権競争の構図が本格化しているからだ。18日に韓米外交・国防(2プラス2)閣僚協議が韓米同盟を強化する契機だったとすれば、鄭長官の今回の訪中は韓国が米国に傾いているという中国側の憂慮をなだめるための日程と評価される。

ただ、外交関係者の間では米中覇権競争が本格化する中での鄭長官の今回の訪中に憂慮の声も出ている。「韓米同盟は我々の外交の根幹」というメッセージと、米国よりも先に中国を訪問するという事実の間隙のためだ。特に最近中国と密着しているロシアの外相と国防次官が訪韓したのに続き、鄭長官がまた訪中して外相会談をするのは、中国に対する牽制意思を明確にしているバイデン政権を刺激する余地があるという指摘だ。茂木敏充外相の場合、昨年から王毅外相の招請を受けているが、まだ中国を訪問していない。

韓中外相会談が台湾と隣接する福建省厦門で開かれる点も注目される要素だ。台湾は最近、米国と政治・軍事的協力を強化すると同時に、中国から軍事的な脅威を受けるなど米中競争の要衝地と評価されているからだ。ヘネシーナイランド駐パラオ米国大使は28日、断交後42年ぶりに台湾を訪問した。これに対抗して中国は翌日、軍用機10機を台湾防空識別圏(ADIZ)に進入させ、武力示威をした。

こうした状況で韓中外相が台湾の目の前の厦門で会談するのは、それ自体で不必要な誤解を招くおそれがある。韓国が台湾問題など米中が対立する事案で中国側と密着している信号として映るからだ。特に新型コロナで対面外交が制限される状況であるうえ、昨年11月に王毅外相が訪韓してから5カ月ぶりにチャーター機で中国を訪問する点などを勘案すると、こうした憂慮はさらに深まる。康京和前長官の場合、外相会談などのための海外訪問時にチャーター機を利用したことはなかった。

鄭長官は今回の会談で、最近短距離弾道ミサイル2発を発射するなど挑発の程度を高めている北朝鮮問題に対する協力を中国側に要請すると予想される。高高度防衛ミサイル(THAAD)配備以降の中国による経済報復措置の解消、習近平国家主席の訪韓なども鄭長官が解決すべき課題だ。外交部当局者は「会談の議題は韓中間で最終調整中」とし「最近の韓半島情勢に関連した深みのある議論が行われるとみられる」と述べた。

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    米国より先に中国を訪問する韓国外交長官…覇権競争の中で「綱渡り外交」

    2021.03.31 13:30
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    鄭義溶(チョン・ウィヨン)外交部長官が4月2、3日に中国を訪問する。就任後初めての海外対面外交だ。写真は2019年12月、文在寅(ムン・ジェイン)大統領との会談のため青瓦台を訪問した中国の王毅外相と言葉を交わす鄭義溶国家安保室長。 [青瓦台写真記者団]
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