金正恩に会うことはない、これがバイデンスタイル…韓国の「トップダウン推進」立場を事実上拒否
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.03.31 09:54
北朝鮮へのアプローチをめぐる韓国と米国の隔たりが克明に表れた。韓国は北朝鮮非核化のために米朝の首脳が直接会うトップダウン(top-down、下向式)方式を好むが、米国は米朝の首脳が会うことはないという点を明確にした。北朝鮮の人権に関連し、韓国では30日に軍事境界線一帯でビラ散布行為などを禁止する内容の対北朝鮮ビラ禁止法(改正南北関係発展法)が発効したが、米国では国務省がこの法を人権侵害事例に挙げたのに続き、下院が早ければ4月にも公聴会を開き、法施行による表現の自由侵害などについて議論する。
北朝鮮は弾道ミサイル発射試験に続き、30日には金与正(キム・ヨジョン)労働党宣伝扇動部副部長の談話で文在寅(ムン・ジェイン)大統領に向けて「米国産オウム」「厚顔無恥」などと暴言を浴びせ、文政権が推進する南北協力に呼応する考えがないことを表した。米国とは隔たりが浮き彫りになり、北朝鮮には拒否され、文政権の北朝鮮政策は「総体的難局」に直面している。