特許は残してスマホだけ撤退? LGエレクトロニクス、ノキアが進んだ道たどるか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.03.29 09:05
LGエレクトロニクスが「スマートフォン事業全面再検討」を宣言してから2カ月を過ぎても明確な結論を出せずにいる。業界ではLGエレクトロニクスが事実上撤退するだろうという観測が出ており、巻き取り式スマホなど核心技術が盛り込まれたスマートフォンの特許をどのように処理するかに関心が集まる。
28日の関連業界によると、LGエレクトロニクスの権峰ソク(クォン・ボンソク)社長による1月20日の事業再検討宣言後に市場では海外売却説が有力に台頭した。LGエレクトロニクスはベトナムのビングループや米グーグル、フェイスブック、独フォルクスワーゲンのような企業と水面下で接触中であることもわかった。だが24日に開かれた定期株主総会でが「あらゆる可能性を残して検討している」という既存の立場を繰り返し、売却が事実上失敗に終わったという観測が出てきた。業界関係者は「グーグルなど売却対象者はMC事業部の一括売却よりは一部組織だけ買収するか知的財産権(IP)に関心を示し、核心モバイル特許は手放そうとしないLGエレクトロニクスと利害関係が合致しなかっただろう」と話した。実際にLGエレクトロニクスは昨年10-12月期の業績発表後に開かれたカンファレンスコールで「核心モバイル技術は端末だけでなくスマート家電、自動車電装事業の重要な資産」と明らかにしている。
特許庁と特許調査企業のダーウェントによるとLGエレクトロニクスが保有するスマートフォン関連特許は先月末基準で韓国2396件、米国2162件、中国646件だ。サムスン電子(韓国2554件、米国5113件、中国1151件)よりは少ないが、アップル(韓国380件、米国2529件、中国519件)より多い。