米国の下に一丸となった欧米世界、中国に制裁…米国寄りのEUまで加勢(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.03.24 09:35
中露密着も尋常でない。この日、王毅外交部長は中国を訪問中にあるロシアのセルゲイ・ラブロフ外相とともに「欧米世界など他の国々が人権問題を政治化したり、これを理由に国内問題に干渉したりしてはならない」という共同声明を発表した。中国中央電視台(CCTV)などによると、王部長は「最近、数日間少数の欧米勢力が相次ぎ中国に対して中傷の宣伝をした」とし「彼らが嘘をつくことでやたらに中国内政に干渉する時代はすでに終わったということを分かるべきだ」と主張した。
脱冷戦以降、米国・EUなど欧米世界と比較的に友好的な関係を維持してきたロシアも最近、反欧米気流を本格的に表わしている。EUのボレル外相が先月2~4日、ロシアとの関係改善のためにモスクワを訪問したが、「ロシアがEUとの関係改善に関心がないということを見せた」と明らかにした。その後、米国とEUは対ロシア制裁に着手し、EUはこの日、中国要人4人とともに露朝の要人に対する制裁措置も発表した。セルゲイ外相は、王毅長官との会談直後「ロシアはEUと関係を結ばないだろう」という表現も使った。