フォルクスワーゲンが自給?…韓国バッテリー3社「欧州市場手放せない」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.03.23 11:39
欧州最大の自動車メーカーであるフォルクスワーゲンの「電気自動車用バッテリー自給宣言」にも韓国のバッテリー企業が相次いで欧州への投資を拡大している。フォルクスワーゲンが独自にバッテリー生産能力を備えるタイミングも不明な上に差別化された技術力を掲げれば十分に欧州市場を攻略できるという判断からだ。特に現在40ギガワット時規模だが2025年には250ギガワット時まで急成長する欧州の電気自動車用バッテリー市場を逃すことはできないというのがバッテリー業界の計算だ。
LGエネルギーソリューション、サムスンSDI、SKイノベーションの韓国バッテリー3社の関係者は口をそろえて「フォルクスワーゲンがバッテリーを独自生産しても市場への影響は大きくないだろう」と話した。彼らはフォルクスワーゲンがバッテリーを生産しても供給先が自社の車両に制限される可能性が高く、複数の自動車メーカーにバッテリーを供給する専門企業のバッテリー品質と価格競争力が優位に立つほかないという理由を挙げた。