【コラム】福島汚染水、希釈しても放射性物質は月城原発の100倍
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.03.09 11:14
2011年3月11日午後2時46分、東北沖でマグニチュード9.0の地震が発生し、最高40メートルの津波が海岸を襲った。1万5899人が死亡、2529人が行方不明となり、約6000人が負傷した。原子力発電所では水素爆発が起こり、炉心溶融(メルトダウン)で放射性物質が流出した。東日本大震災と福島原発の事故だ。
10年が過ぎた今でも破壊した原子炉、汚染した土壌と水、住民が離れた村は傷として残っている。韓半島(朝鮮半島)に暮らす我々も地震被害の心配、原発汚染水放流の心配から抜け出すことはできない。
多くの大地震がそうであるように、東日本大震災もプレートの衝突で発生した。北米プレートと太平洋プレートが衝突しながら地球の自転軸に歪みが生じるほど大きな衝撃が発生した。地球の自転速度が速くなったことで一日が0.0000018秒短くなった。国土地理情報院は衛星データを基に韓半島が東に1.5-3.32センチ移動したと分析し、2014年1月に国家基準点の位置の値を調整した。地震で揺れた地球が元の位置に戻る可能性もなくはないが、国土地理情報院が2014年以降、再調整していない。