韓国、1・2月出生児また過去最低…「コロナショック、2世は考えられない」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.03.03 09:34
昨年、合計特殊出産率0.84人で世界最下位を記録した大韓民国がもう一つの壁にぶつかった。いわゆる「新型コロナウイルス感染症発少子化危機」だ。婚姻・出産適齢期にある20・30世代が雇用衝撃で揺らいだうえに、経済的圧迫と感染懸念の余波で出産の前提条件である婚姻件数が急減した。既婚者なども従来の婚姻と出産の足を引っ張っていた住居価格急騰に保育空白まで拡大して出産を避ける現象が深化した。専門家は「このままでは生産年齢人口の減少→潜在成長率の減少→少子化が悪循環する『ディストピア』が加速する可能性がある」という見通しを出している。
2日行政安全部の住民登録人口統計によると、今年1・2月全国の登録出生数は4万3289人だ。1年前である昨年1・2月に比べて新生児数が9.3%減り、過去最低を塗り替えた。過去10年間、平均出生児の減少率(5.9%)の1.6倍に達する減少規模だ。10年前である2011年1・2月(8万1461人)に比べては53.1%水準まで落ちた。