インド太平洋・クアッド・ファーウェイ…バイデン政府「3点セット」で韓国は岐路に(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.02.10 07:23
(3)クリーンネットワーク
5G通信網などの分野で、ファーウェイ(華為)をはじめ中国企業製品を排除する「クリーンネットワーク」に対しても、韓国政府は事実上回答を回避する留保的立場を示してきた。昨年10月第5回韓米高官経済協議会で、クリーンネットワークに関連して「移動通信事業者が特定企業を使うか使わないかの問題は、関係法令上、民間企業が決める事項」という立場を明らかにしたのが代表的だ。現在、韓国のKT・SKTは中国産製品を使わないでいるが、LG U+はファーウェイ装備を使用中だ。
バイデン政府はトランプ大統領に続いてクリーンネットワーク基調を継続する点を公式化している。ジェン・サキ報道官は先月28日、「ファーウェイなど信頼できないベンダーが作った通信装備は米国と同盟国の安保の脅威になっている」と話した。昨年12月、米国議会がファーウェイ・中興通訊(ZTE)など中国産5Gネットワーク装備を使う国家には、米軍部隊や主要武器体系配備を再検討(reconsider)させる内容の国防権限法を処理したことも意味深長だ。韓国の場合、戦略・偵察資産のような主要武器体系と在韓米軍兵力再配置がクリーンネットワークへの参加と関わってくるからだ。